原水爆 ３．１ビキニデー集会 2022年

２月２８日・３月１日。　原水協でビキニデーの講演がありました。
ビキニデーというのは、水着の日ではありません。ヾ(＞▽＜)ｏ

１９４６年～１９５８年。
米軍がマーシャル諸島で原水爆実験を６７回行い、そこに暮らす人々と米兵を人体実験にしました。
１９５４年３月１日、ビキニ環礁で米軍が行ったブラボー水爆実験により、たくさんの日本漁船が被爆し、その中に第5福竜丸の漁船がありました。
３月１日をビキニデーと名付け、１９５５年被爆者の救済と核廃絶の運動が始まりました。


★マーシャル諸島の原水爆実験の報道より

小学生にはショックが強く、恐怖でいっぱいになり拒絶反応が強く出てしまうので、まだ見ないでください。
中学生からご覧ください。
繊細な方は、少しずつご覧くださいませ。






★原水協の　ビキニデー２０２２年　の講演を紹介。





マーシャル諸島で行われた原水爆核実験により、放射能が風に乗り日本へ流れて来て、全島をすっぽり覆っていたことが紹介されています。
ご覧になって見て下さい。


★　草の根の運動





２０２２年。今年の原水協のビキニデーの講演は、中身が濃く充実していて、素晴らしかったです。

２月28日は、ロシア侵略戦争と世界の核兵器の状況の話で難しく、終わってから父にロシアの戦争の経緯を聞き、話が少しわかってきました。
ロシアの侵略戦争に対し、北朝鮮も核ミサイルを発射し、北朝鮮に攻撃したらこちらも核を使うぞと威嚇しているようで。
核抑止のつもりが、隣国に軍事増強と衝突をあおる威嚇になってしまっています。
世界大戦に発展しないか、核戦争にならないか・・・不安です。
日本も韓国も平和外交で仲介できる政府が誕生すると良いなと思いました。

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３月１日。すごい内容でした。　驚いたことを簡単に書きます。

★マーシャル諸島の現在の放射能の濃度を聞きました。

〇　マーシャル諸島　
エヌウィック環礁とビキニ環礁で、原水爆実験が行われました。




〇　現在のマーシャル諸島の放射能濃度



上段がエヌウィック島。　中段左がビキニ環礁、右がロンゲラップ。
下段が東に離れたウトリック環礁です。
黒と赤が高濃度を現わし、核実験が行われたエヌウィックとビキニ、隣のロンゲラップは今も高濃度のままです。
ビキニとエヌウィックにて原水爆実験を行い、大きな穴のクレーターが出来ました。
そこに核放射能汚染土や実験をした時の核廃棄物を入れたのではなかいと言われています。
クレーターに核汚染物質を入れコンクリートでふさぎました。

〇　エヌウィック環礁のルニット島　

放射能観測結果画像の右上、高濃度の真っ黒のJaptan島の北側にある爆心地の島です。
爆心地のルニット島の南側隣が、放射能高濃度のJaptan島です。






それから数十年がたち、放射能を計測したところ漏れ始めているのではないかと。
高濃度の放射能は「半永久的に残るだろう」と言われているのですが、温暖化現象の影響で海面が上昇し、マーシャル諸島も海に沈もうとしています。
高濃度の放射能が海中に漏れると、海底に溜まった放射能は現代の技術では除去出来ないとのこと。
海流にのって日本列島に放射能が流れてくると、長い年月をかけて日本の海底にも高濃度の放射能が溜まり、魚は汚染されていくのですが。

温暖化現象で海中の温度が高くなり、サンゴが死滅し魚が急激に減少。
既にマーシャル諸島にはほとんど魚がおらず、日本も未来魚が獲れなくなっていくとのことです。

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★　ビキニデー　で紹介された下村節子さんの映像です。



１９５４年３月１日。
お父様が、米軍が行ったビキニ環礁ブラボー水爆実験により被爆。
広島に落とされた原爆の１０００倍もの威力で、
被爆した漁船は１４２３隻以上、被爆船員は１万人以上。
船員は被爆を知らされなかったり、被爆したことを口止めされました。
被爆した船員を救済しようとしなかった日米政府はひどいです。

被爆船員と支援する団体が、公開を求めて訴え続け、最近やっと公開されました。
６８年たった今も救済対象になっていません。

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★　被爆者であり、長崎被爆地域（認定）拡大協議会事務局長
　　山本誠一さんのお話

長崎では、原爆が投下された爆心地、旧長崎市と隣接市外の一部の指定地域で被爆した人のみ「被爆者」と認定され、それ以外の地域で被爆した人たちは「被爆体験者」とされました。
小泉純一郎内閣の時に、「被爆体験者は精神疾患」とされ、精神科に回されることになりました。
3か月に1回精神科に通わなければ、医療証明書が無効になる。
この制度により、3000人もの人が医療証明書が失効され、再度受けれるようになったのはその半分だそうです。
医療証明書があっても医療費自己負担額が一部免除になるだけ。
被爆者の救済も、県外に出ると医療証明書が無効になるとのことで、
「被爆者は県外へ出ても被爆者なのに、救済の有無がわかれるのはおかしい」
と話されていました。
救済・医療を受けるには色々な厳しい条件がありました。
広島は、去年裁判に勝ち、被爆体験者も被爆者と認められ、被爆者健康手帳が交付され、医療費が原則無料になりました。
広島と長崎で同じ国のおなじ被爆者なのに、救済が違うのはおかしいです。
全ての被爆者が被爆者として認められますように。
広島の勝利が長崎や福島原発事故で被曝された方々の保証になることが期待されているとのことです。

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★アメリカでは、末期症状の患者もプラトニウムの人体実験にされていました。
人体実験にされたのが社会的立場の弱い少数民族や貧困層。
訴える力のない立場の人が人体実験にされました。　ひどすぎます。
ネバダの核実験では、米兵や俳優も被爆死しています。

核兵器がある限り人体実験が行われ、その犠牲に私達はいつでもなる可能性があります。

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ビキニデー原水協集会
中村涼香さん

生きることも死ぬことも許されない核兵器
ひとたび使用されれば被害をまぬがれる人はいない

ウクライナの状況もうけ
一国のリーダーの判断で、私は被爆者になりたくない
そして誰もが被爆者になる可能性がある#ビキニデー#ロシアのウクライナ侵攻に抗議します pic.twitter.com/gUuGhnovdC

— 愛知県平和委員会 (@aichi_peace) February 28, 2022

★日本政府に核兵器禁止条約への参加を求めるネット署名
　あなたの一票が力になります。
　ご協力よろしくお願い致します。

あなたの声がチカラになります唯一の戦争被爆国　日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准してください！chng.it

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今年のビキニデーは、内容が充実していて、すごく良かったです。
驚くばかりのお話で、聞くのが精いっぱいで画像スキャンが出来ず、記憶違いをしている所がありましたらごめんなさい。

 

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 ～志位和夫氏の言葉より